英語クエスト~英検1級の理系大学生が通訳ガイドを目指す~

旅と英語好きの大学生の雑記ブログです。RPG感覚で英語スキルのレベルアップを目指します。現在地点【英検1級】

【理系大学生】全国通訳案内士試験を受けてみる【傾向と対策】【平成30年度版】

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はじめに

観光スポットを巡りながら外国人観光客のガイドを務める全国通訳案内士。「外国人と話せて観光できてお金まで稼げるなんて最高やん!」なんてポジティブに考えて、今年この試験を受験予定の僕ですが、↑最近改正されたガイドラインを見てみると、トイックによる外国語試験免除規約がめっちゃ厳しくなってることに気づきました。調べてみると、なんとも絶妙なタイミングで通訳ガイドを志していたことが判明したので、 個人的なメモも兼ねて以下に簡単にまとめておきます。

 

今年は通訳ガイドクライシス

「TOEIC Listening&Reading Testについて900点以上、TOEICSpeakingTestについて160点以上又はTOEIC WritingTestについて170点以上を得た者が、英語による全国通訳案内士試験を受験する場合は、外国語筆記試験(英語)を免除する。」
(H30/3/30改正 『全国通訳案内士試験ガイドライン』より抜粋)

つまり、L&Rのボーダーが900点に変更され、さらにS&Wでも8割得点が条件となっています。去年は普通のTOEICテストで840点以上なら免除なのに。

 

なぜ難化したのか?

2020年の東京オリンピックに伴う訪日外国人増加を見据えた昨年の通訳案内士法改正で、無資格でも有給ガイドが可能になりました。この規制緩和により、試験の難易度を上げて合格率を下げても新人ガイド総数に影響が出にくくなったことが、今回の免除規定変更の主因のようです。

 

対策

ここからは個人的な試験対策ですが、このような状況となると、試験自体の難化も予想されます。幸い英語の筆記試験は英検1級で免除出来ますが、高校以来ご無沙汰の地理や日本史の筆記試験(8月)はやっぱり不安です。対策必須。そして、もっと不安なのは2次の口頭試験(12月)。上述の理由に加え(※)、もともとスピーキングが苦手なので、結構本格的に対策をしなければなーとぼんやり考えています。期間的には大体6ヵ月くらい。英検の2次対策で使ったブログや参考書たちが大活躍しそう。また、今期は留学生のチューターも任せてもらえそうなので、そこでのスピーキングの機会も有意義に使っていきたいです。

 

でも結局は...

今年度難化のショック(※※)で、つらつらと通訳案内士試験について書いてしまいましたが、結局合否を決めるのは、シンプルに「合格出来るだけの準備」ができたかどうか。これは変わりません。文字に起こしたらスッキリしたので、これから数ヶ月間、ほどよく楽しみながら対策していけたらな〜と思います。

 

※少し補足します。口頭試験の主な内容は「通訳・通訳ガイドデモンストレーション」。要は、当たり前ですが「どれだけガイドに適しているか」を見ます。なので、形式上は「絶対評価」です。ただし、受験生全体のレベルが高く、面接官が抱く「受験生の平均値」として審査のハードルが上がると、実質的に「相対評価」になり、副次的に口頭試験自体が難化することも考えられます。難化した1次試験やトイック免除の猛者たちに競り勝たないといけない点で、今年は例年よりもハードモードの口頭試験を受けなければいけないと予想しています。

※※現在学部3年で今後他県の大学院に進学予定という状況を考えると、スケジュール的には今年度中に合格して来年度だけでも地元で通訳ガイドを務めてみたいですね。。