英語クエスト~英検1級の理系大学生が通訳ガイドを目指す~

旅と英語好きの大学生の雑記ブログです。RPG感覚で英語スキルのレベルアップを目指します。現在地点【英検1級】

【通訳ガイド】ベテラン通訳案内士に「新人通訳ガイドに需要があるか」聞いてみた

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どうも、nozoです!岩手を中心に全国で活躍されている通訳案内士の佐々木和一郎さんとお話しさせていただく機会があったので、「新人通訳ガイドって需要あるの?」「何が大変?」など、僕自身が気になることについて、色々と質問させていただきました。その中でも特に参考になったことをシェアしたいと思います。

 

①新人通訳ガイドに需要(仕事)はありますか?

佐々木さんー有給ガイドの場合、都心部だと需要はあるかも知れないが、地方ではあまり需要はない。岩手などの地方部では、ボランティアとして、通訳ガイドの経験を積むと共に、通訳ガイドコミュニティのコネクションを増やしていくのがいいと思う。次第に信頼を勝ち取れば、有給でお仕事がもらえるようになる。

 

②通訳ガイドで大変だったことはありましたか?

ー「どうやって味噌は作るの?」「この鳥居はなんのため?」「相撲の起源は?」「平泉はなぜ文化的価値があるのか」など、日本人が普段生活していても気に留めない=多くの日本人が答えられないことが、外国人は気になります。外国人は日本人よりも日本文化を見ています。日本を客観的に捉え、他国には新鮮に映る日本に対して「気づき」を得ることが大切です。そのためには外国の友人と交流して日本の疑問について聞いたり、「日本の事象300選」などの本を読み、教養をつけることをおすすめします。

 

③通訳や通訳ガイドをしていて良かったことは何ですか?

仕事の過程で色々な知識をつけられること。通訳業務は仕事の前に準備するが、通訳の内容が多岐にわたるため、下準備をすることで幅広い知識をつけられる。通訳されるひともその業界の一流なので、一級品のお話を聞ける。

 

他にも色々とためになる話をしていただきました。特に「通訳業務を通して、他の業界の一級品のお話を聞けて教養も付く」というところは、今後全国通訳案内士試験を受けるに当たって、大きなモチベーションになりそう。新人通訳は最初はボランティアから、というのも納得しました。マネタイズのタイミングは後ろでもいいかなと思います。佐々木さんは岩手の通訳会の中では重鎮らしいのですが、とってもフレンドリーに接していただきました。佐々木さん、ありがとうございました!

 

以下参考になったTips

・他県に行っても、その土地のことを勉強すれば仕事は出来る

・都会はルーティン(やる人、やることが決まってる)

・まずは登録。色々な観光協会がある

・日本の歴史を英語で読む(「気づき」の話と関連して)

・翻訳業務ではブラインドタッチは必須

・二次の口頭試験では、(すくなくとも佐々木さん受験当時は)面接官は5m先なので大きな声で。どんなにいいガイドでも伝わらなくては意味が無い

・付加疑問Do you? Don't youの応答は間違えやすいので注意

・スピーキングをなまらせないために「音読」。読む記事は自分が興味のある題材だと続けやすい